体外受精

稽留流産の手術とは?費用は?保険はきく?

今日は稽留流産について調べました。

流産の種類と時期は?

稽留流産
(けいりゅうりゅうざん)
受精卵や胎児がすでに死亡していて子宮内に留まっている状態の流産。
症状が出ず、病院で判明することが多い。手術をして取り出すことがほとんど。
進行流産 子宮口が開き始め、流産が始まってしまう流産。完全流産か不全流産のどちらかになる。
完全流産 子宮内のものが全て流れ出てしまう流産。強い痛みと出血が伴う。
不全流産 子宮内から一部が流れ出て、一部が残ってしまう流産。出血が続くため、手術で子宮内を綺麗にする必要がある。
化学流産 妊娠検査薬では陽性が出たものの、着床が長く続かなかった状態の流産。生理が来て本人が気がつか無い場合もある。医学的には流産と分類されていない。

稽留流産とは?


稽留流産についてもう少し詳しく見ていきましょう。
稽留流産とは、受精卵や胎児がすでに死亡していて子宮内に留まっている状態の流産です。胎嚢の成長が止まっていたり、胎嚢の中に胎芽(赤ちゃん)や卵黄嚢が見えない場合に加え、心拍確認後でも何らかの事情で心拍が止まってしまった場合、稽留流産となります。
染色体異常によって成長が止まってしまった受精卵により、胎嚢は確認できても胎芽が確認できない状態のものを枯死卵と言います。

▶︎枯死卵とは?原因は?兆候は?つわりは続くの?

稽留流産の手術の流れは?

稽留流産では病院によって「全身麻酔」か「局部麻酔」か違うようです。
嘔吐防止のため、前夜から絶食、当日は朝から絶飲食というケースが多いです。

子宮頸管を拡張する

子宮頸管が開いていない場合は、子宮頸管を開くための前処置が必要になります。
子宮頸管が拡張するまでに数時間〜半日ほどかかるので、前日に1度来院するか病院によっては一泊二日の入院で対応する場合もあります。

経産婦などすでに子宮頚部が開いてる場合は、子宮頸管の拡張処置が必要ない場合もあります。

子宮内容除去術

子宮に残っておる絨毛組織などを取り除く手術を子宮内容除去術(掻爬手術/そうはしゅじゅつ)と言います。手術自体は10分程度で終わります。
その後1〜2時間ベットで安静にして帰宅できます。

稽留流産の手術費用は?

稽留流産の子宮内除去術には健康保険が適用されます。

<費用の目安>

  • 日帰りですと2万円前後
  • 入院となると10万円程

加入している生命保険や医療保険の内容によっては、保険金が請求できる場合がありますので事前に保険会社に確認しておきましょう。
保険会社の契約によって
・手術1回△△円
・入院○日×△△円
など決まっているので、実際に支払った額よりも多くもらえる事もあります。

  • 診断書が保険会社専用の用紙に記入が必要な場合もある
    →事前に保険会社に確認しましょう
  • 診断書の作成に時間がかかる場合がある
    早めに申告しましょう

最後に

多くの方は妊娠がわかって嬉しい気持ちから、急に流産かもしれないという不安を抱えてこられたと思います。初期の流産は多くが受精卵の染色体異常によるものです。もし残念な結果になってもご自身を責める事が無いようにしてくださいね。
次の妊娠については医師とよく相談してください。
概ね1〜3回の生理を見送ってからという医師が多いようです。

幼児向け自宅でできる知育学習系の無料体験・資料請求をまとめました!
無料体験教材・資料請求はこちら
幼児向け自宅でできる知育学習の無料体験・資料請求をまとめました!
無料体験教材等はこちら!