体外受精

<不妊治療>婦人科の初診。これから仕事と両立できる?

みなさん、こんにちは。

今日はワーママとして、不妊治療と仕事の両立の面から実体験を交えてお話しします。

そもそもいつから不妊?不妊の定義は?

タイミングを取っていてもなかなか妊娠しない、年齢的にも早く妊娠したい、などクリニックに通い始める理由は様々です。公益社団法人 日本産科婦人科学会の定義で『「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間(1年間)妊娠しないもの』をいいます。

不妊治療したい。初診はいつでもOK!

不妊治療を開始するにあたり、基本的な検査が必要になります。基本的な検査とは

主な検査
・前胞状卵胞数の検査(エコー)
・低温期ホルモン検査(月経中1日目〜5日目)
・子宮卵管造影検査(月経7日目〜10日目)
・卵胞計測(月経12〜14日目)
・フーナー検査(性交後検査。月経12〜14日目)
・高温期ホルモン検査(高温期5日目〜7日目)

私の通うクリニックでは卵管造影検査はタイミング法2回やった後に検査しました。

この他に自費検査ですが

・抗精子抗体検査(採血)
・抗ミュラー管ホルモン(AMH)(採血)
・感染症スクリーニング検査(採血)
・精液検査
・男性感染症検査(人工授精から必要)(採血)

などがあります。感染症検査などはいつでもできますので、初診はいつでもいいと言えます。

不妊治療をするにあたり、この自費検査は非常に多くなります。
お住いの自治体から助成金を受けられる場合もあります。

仕事との両立で気になるのが通院日数です。
次で詳しく見て行きましょう!

タイミング法の通院日数はどのくらい?

タイミング法ではまず月経後12〜14日目にエコー検査で卵胞の大きさを確認します。卵胞の育ちが悪い、無排卵である等わかっている場合は事前に排卵誘発剤を処方される事もあります。クロミッドというお薬は生理5日目から5日間飲む事で卵胞が育つのを促す効果があります。
その後卵胞の大きさが20㎜に近づくと「何日にタイミングを取ってください」と先生に言われると思います。後日排卵の確認をするクリニックもありますが、絶対ではないのであまりに仕事が忙しければ不要だと思います。

  • エコー検査1〜3回
  • 排卵の確認 1回(任意)

概ねタイミング法での通院は1〜3回くらいです。

人工授精の通院日数はどのくらい?

人工授精はほとんどタイミング法と変わりません。
エコーで卵胞の大きさを確認→HCG注射を打つ(36〜38時間で排卵する)→当日または翌日人工授精。
  • エコー検査と注射で1〜3回。
  • 人工授精で1回。
人工授精周期の通院は2〜4回くらいです。

時間的には人工授精の場合、夫の精子を家で採精し持参する場合
冬場 2時間以内
夏場 3時間以内
と言われていました。(精子は冬場の寒さに弱いので、必ずブラジャーや肌着の中に入れて冷やさないように持っていきましょう。)
そしてクリニックで1時間ほど有能な精子を選別する作業(もちろん機械)がありますので、2〜3時間は余裕を持っておくと安心です。
人工授精後は10分ほど横になりますが、それ以降は通常の生活を送って構いませんので、朝一でAIHできれば午後からの出勤も可能です。

体外受精の通院日数はどのくらい?

体外受精ではまず採卵周期。
今回はクロミッドの低刺激周期でご説明します。
(全てを凍結し、次の周期に移植とします)
  • まず生理1〜3日目にホルモン検査で1回。
  • 毎回血液検査と卵胞エコー検査で生理7日目、9日目、10日目の3回。(個人差あり)
  • 採卵日に1回。
自己注射を選べば通院回数がグッと減ります。
余談ですが、自己注射はとても簡単なので通院の負担を減らしたい方にはおすすめです。看護師さんによると「9割は自己注射を選んでいますよ」との事でした。
という事で、採卵周期は5日通院しました(移植なしの場合)。
私は採卵が12日目だったので、12日間で5日って結構多いですよね。
毎回の血液検査でホルモンの値が上がっているか確認するので、その検査に45分くらいかかるため結局エコーと合わせて1時間半〜2時間かかっていました。そして採卵日は半日かかりました。
次に移植周期。
今回はホルモン補充周期の場合でご説明します。
ホルモン補充周期とは、計画的に薬を摂取することで子宮内を着床に最適な状態にすることができます。事前に移植日程を決められますので、予定の調整がしやすいです。
  • まず生理3日目までに受診で1回。
  • その1週間後にエコー検査で1回。
  • そのさらに1週間後に同じくエコー検査で1回
  • 移植日で1回。
移植から2週間後に判定日。という流れで計4回です。
この予定は生理後最初の通院で先生から「じゃあこ○日と○日通院して、移植日は○日ね!」と決めてもらったので、採卵周期に比べて予定の調整がすごく楽でした。しかもそのうち2回は血液検査が無いので時間もさほどかかりませんでした。
ということで、移植周期は計4日通院しました

<実体験>上司には伝えた?同僚には言う?

私は上司に妊活中で不妊治療中と伝えていました。丁度社内資格の話なんかも出て、資格取得(昇進のようなもの)か産休かどちらを希望しているのか、というような込み入った話をしました。

とはいえ、人工授精までは通院回数もそこまで多くなく、なんとか自分で都合がつけられていました。

しかし、体外受精をするにあたり上司にステップアップする事、お休みを頂きたい場合があるなど伝えました。

上の項目でもわかる通り

体外受精、特に採卵周期ともなると

「何日に来て」「明日も来て」「何時にきて」なんてことがザラにあります。

それは生理が来てから治療スタートですし、前々から計画して休みを入れておく、なんてことが不可能です。また卵胞の育ちも毎回違うため予測は予測でしかありません。うちの部署は上司の協力が不可欠でした。

私も不妊治療経験したよ、と先輩からの言葉

私の上司は女性(40代前半/独身)です。
バリバリのキャリアウーマン。
その上司に「不妊治療中である。」と伝えたところ
「そうなんだ。こういう会社の制度あるの知ってる?言えば特別有給休使えるよ!」
と色々教えてくれました。また仕事の都合がつかず、どうしても同僚に仕事をお願いしなければならなかった時、
「私も不妊治療経験したよ。私は年齢的に2人目は厳しいけど、妊活応援するよ!!」と言ってもらえました。
本当にいい職場。。。
ただ、やはり大事な打ち合わせやイベントの日などにも休みを入れなければならず、
また早退?また休み??と「不妊様」というレッテルを貼られていないか、日々すごく肩身の狭い思いをしています。(しかもまだ初回の採卵終わったばっかりなのに!!)働きながら妊活している女性のほとんどが同じ思いを抱いているのではないでしょうか。申し訳なさ、罪悪感、肩身が狭い、不妊様、ひーーーー!!そこまでして子ども欲しいのかな、とまで揺らいだりします。
もし会社でハラスメントを受けることがあれば相談機関もあります。

最後に

自分の実体験を交え、少しお話させていただきました。
皆さんの会社はどうですか?休める空気はありますか?
仕事との両立はとても大変だと実感しています。今後晩婚化に伴い治療希望者も右肩上がりに増えることが予想されます。制度の整備ととそれが実際に気兼ねなく利用でくる空気ができることを切に願っています。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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