不育症

不育症①不育症専門の初診いってきた<検査項目&費用>

流産が3回続き、今通っている不妊症クリニックでも不育検査はできるとのことでしたが、今のクリニックに対する不信感と最初から専門家に見て欲しい!との希望から、不育専門の門を叩く事にしました。
病院名に関しては、通院が終了したら公開したいと思いますので今は伏せさせてください。

不妊症初診

不育専門ってとても少ないんですよね。
今回は国立病院の不育診療科に予約をしました。
前回カウンセリングで「不妊、不育治療の分野では民間のが進んでいる」と言われたので迷ったのですが、決め切る前に初診日がきてしまったというのが正直なところです。(手術を担当した医師に聞くと、この辺だと国立病院が一番進んでるよ!とのこと。誰を信じていいのだ??)

1、予約には紹介状が必要

国立病院や大学病院は紹介状が必要になります。さすが大きい病院だけあるー。

不妊治療CLのDr.
不妊治療CLのDr.
うちでも不育症の検査はできるけど、他の先生の意見も聞いた方が納得できると思うからね

と快く紹介状を書いてくれました。

医療の世界ではセカンドオピニオンは日常茶飯事だそうで、先生も「私の治療方針が信じられないんですか?」的な事はほとんど無いそうです。(看護師の友人談)

餅は餅屋!
不妊治療は結果が出ずに転院する人も非常に多い業界?です。
最初から技術の高い病院に通えばよかった、通いやすさや料金ではなく技術面で比較すればよかった、無駄な時間を過ごしてしまったお金も時間も浪費した、と感じる事はよくあることなので、不育症の検査に関しては最初からきちんと専門病院で診てもらい納得したかったです。

2、予約を取ろう

不育専門は数が少ないので初診はかなり待ちます。それだけ悩んでる人も多いんですね。
今回の不育専門は1ヶ月先でした。(ちなみに不育の権威、横浜の杉ウイメンズクリニックは3ヶ月待ちでしたー果てしない。)
確認したところ、
受診のタイミングはいつでもOK
とのこと。

ホルモンの状態が落ち着いてから、生理が2回来てからなど色々病院ごとに違いがあるので予約できるか確認してください。

ちなみに、流産後は移植まで最低2回月経を待ってからになるので、この待ちの期間に不育の検査をするとスムーズに移植を迎えられます。
クリニックごとに少しずつ検査項目が異なるので、病院選びもなかなか難しいです。

3、当日の様子

初診30分前に来るように言われ、当日受付で妊娠歴、流産歴、家族の既往症など細かく記入。
紹介状の中には治療歴が記載されてると思うのですが、この時点ではすでに提出してしまっているので自分でメモにしておくといいです。

さすが国立だけあって、人が多い!
赤ちゃんもそこかしこにいる。
待合室でも笑顔で赤ちゃんを囲む母と祖父母みたいな図、お腹の大きい妊婦さん、そこに不育専門や不妊治療系も混ざっているので結構カオスオブカオスでした。

4、先生の見解

呼び出しパネルに番号が表示され、入室。
予約枠なので待ち時間はありませんでした。
今回の先生は40代の優しい女医さん。
先生にこれまでの妊娠歴、流産歴、心拍確認の有無、染色体異常の結果などを確認。一応紹介状の中にも記載あるんだろうけど、口頭でも確認。

先生の見解は以下

  • 3回目の流産が染色体異常の結果が出ているとしても、1回目2回目の流産は原因不明なので不育因子はあると考えて検査した方が良い
  • 前回流産では染色体異常が第8トリソミー(8番目の染色体が一本多い)だけなので、両親の染色体異常の可能性は低い(他の異常があれば検査結果に列挙されている)
  • 経産婦で一人目が何も問題なく生まれても、二人目で不妊・不育になる事はある

絨毛染色体検査の結果を先生に見せたところ「性別聞いた?」「いいえ」「男子でした」と言うやりとりもあり。改めて今度は元気に産んであげたいなーと。

さてこれから検査方法などを説明という前に、
「お仕事で忙しい中来ていただきありがとうね」と先生。
え?先生共感力高すぎじゃない!?涙(有給もう無い)
「せっかく来てくれたから、もう今日検査開始しましょうか?」と説明してくれた。

全て検査して原因不明のこともあるとのこと。原因不明でもいいから、とにかく不安因子を消して行くことが大事だと不妊治療で痛いほどわかっているのでお願いします!と当日に検査をお願いしました。

5、検査項目

  1. 女性ホルモン、甲状腺機能検査
    →卵巣機能や甲状腺機能に対するホルモン検査
  2. 黄体ホルモン、凝固検査
    →黄体ホルモンや血液の固まりかたを調べる。血液の固まりやすい人は胎盤に通ずる細い血管に血液が詰まり、胎盤に血液が流れず成長しない原因となる
  3. 抗体検査
    →自己抗体ができてしまうと赤ちゃんを異物とみなして攻撃してしまい育たなくなってしまう等
  4. 夫婦染色体検査
    夫婦染色体検査では、夫婦どちらかに「染色体の転座」が見られる場合、受精卵を着床前診断で選別することで流産の確立を下げることができる。着床前診断に関しては特定の病院で行う必要があり、費用も高く、時間も半年〜1年近くかかる。

今回、夫婦の染色体異常は可能性が低いとの医師の見解により、❶❷❸の検査をまとめて行う事に。

大病院だと採血は採血専門部隊にしていただきます。

採血はなんと8本!!!

採血中も優しいお兄さんが「ご気分悪く無いですか?」と聞いてくれたので「大丈夫です!」と元気に答えたのも束の間、
5本目から血が出にくくなり、6本目から「ちょっと気持ち悪いかも」と思った次の瞬間に意識が飛んでしまいました。

意識朦朧の中、看護師さんに支えてもらってベットに倒れ込み。(看護師さんたちテキパキしててめちゃくちゃかっこよかったー涙)
突然すぎて自分でもびっくりでした。
以前献血を受けた際にも貧血っぽくなったので調べたところ、「血管迷走神経反射(VVR)」に当てはまりました。

採血をさせていただく患者さまの中には採血の最中や採血後に冷や汗が出たり、
気分が悪くなったり、倒れてしまうなどの症状がでる方が稀にいらっしゃいます。
これらの症状は「血管迷走神経反射」と呼ばれるもので、
血液が 足りなくなって起こる「貧血」とは異なるものです。
一般的には注射や外傷などによる疼痛、恐怖・不安などの精神的動揺により誘発され、
全身の血管が拡張することで有効循環血液量が低下しておこるとされています。
出典:金町中央病院HP

採血自体は1本で多くとも大さじ1(15ml)以下なので8本取ったとしても100mlくらい。献血って400mlありますしね。
不妊治療って採血の嵐なので1、2本では全然大丈夫ですし、採血に苦手意識は全くなかったので自分でもびっくりしました。こういう人は次回から横になっての採血だそうです。ご迷惑おかけしてすみませんでした。
結構待ち時間も多いので、朝ごはんちゃんと食べていってくださいね!

検査費用

AMH(抗ミューラー管ホルモン)や糖尿病検査など通常不妊治療開始前にクリニックで計測しているはずなので割愛となりました。

保険適用分 9,320円
自費診療 36,641円

合計約46,000円

まだ生理が来ておらず内診ができていないので、また2週間後に結果を聞く際に追加で費用がかかると思います。
国立病院だと検査結果を受け取るのは遅いというのは先入観で、今回は2週間後に結果を聞きに行きます。

さて、結果を待ちたいと思います!

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