流産は本当に辛い出来事です。
1日も早く赤ちゃんを抱っこして欲しい!
今回は不育症の専門病院の中でも、妊娠後に出産まで同じ病院でケアしてもらえる病院を中心にリストアップしてみました。継続したケアは、反復流産・習慣流産を経験した方にとって非常に心強いと思います。
それではみていきましょう!
Contents
【専門】不育症の治療ができる病院リスト
不育症とは?
不育症とは2回以上の流産や死産、生後1週間以内の死亡により赤ちゃんを得られないことを言います。
流産を繰り返す「反復流産」、3回以上繰り返す「習慣流産」も不育症に含まれます。
何回流産したら不育専門にかかるべき?
基本的に流産は誰にでも起こるもので、全体の妊娠の10〜20%の確率で起こります。
受精卵の偶発的な染色体異常の場合が多く、2回目の妊娠で無事出産する方も多いです。
3回連続して流産する確率は0.8%
これ以上精神的な負担を減らすため、2回以上連続した流産したら一度不育専門のクリニックにかかってみることをお勧めします。
また妊娠10週目以降の流産や、死産に関しては1度でも原因を探すべく受診してください。
不育症専門の病院<東京編>
それでは、不育症の治療から出産までトータルケアしてくれる病院をみていきましょう!
成育医療研究センター(世田谷区大蔵)
成育医療研究センターの特徴は、不育専門だけでなく不妊治療科でタイミング法から体外受精・顕微授精まで最新の治療ができる事。
さすが総合病院だけあって、不育診療科の初診予約は1ヶ月以上先はざら。
3ヶ月先まで予約できるそうなので、早めの予約が必要です。
不妊科や産科もあるので、出産まで切れ目のないケアを転院なしで行うことができます。不育症の方でも6割以上の方が出産まで辿り着いた結果を公表しているのも好感が持てます。
2015 | 2016 | 2017 | |
初診数 | 229 | 171 | 435 |
妊娠数 | 164 | 172 | 157 |
生児数 | 107(65.2%) | 109(63.4%) | 61(39.0%)現在妊娠継続中を除く |
(不育診療科の診療実績/成育医療研究センターHPより)
日本医科大学付属病院(文京区千駄木)
こちらも不妊治療から出産までトータルケアしてくださる総合病院です。
特徴はTLC外来がある事。TLC外来とは「流産経験者が妊娠した場合、妊婦健診よりも短い周期で通院し不安な気持ちに寄り添う」ことができる外来です。
通常妊娠初期は4週間に1回程度の検診で、流産経験者にとってはその期間が不安で不安で仕方がないですよね。その不安を取り除くべく、最低1週間に1度は通院し、不安な気持ちを解消しながら妊娠期間を過ごす事を病院が良しとしています。(自費診療)
https://www.nms.ac.jp/hosp/section/female/guide/cure002.html
東京大学医学部付属病院(文京区本郷)
東京病院の特徴は外来が細かく別れていること。
それぞれが密接に連携しているので積極的に不育の原因を探せる印象を受けました。「できるだけ保険適用で検査をする」という優しさも感じます。
https://www.h.u-tokyo.ac.jp/patient/depts/jyoseisanka/funin/
慶應義塾大学病院産婦人科(新宿区信濃町)
こちらも出産までケアしてくれる総合病院です。
20週目以降は通常の産科での検診となります。
http://www.obgy.med.keio.ac.jp/clinical/obstet/special.php
最後に
不育症は適切に治療をすれば、70%以上の方は出産に辿り着いています。
流産や死産を経験し辛いと思いますが、ぜひ不育症の検査を受けてください。
これ以上、悲しみが続きませんように。
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